ルーティングプロトコル実験

ふと本棚を見ると今まで勉強してきた本達がズラっと並んでいる。

その中から久しぶりにルーティングプロトコルについての本を読み返してみた。

昔は読むだけでなんとなく理解した気になっていたが、ルーティングプロトコルの種類と名前と挙動など、

なんとなくしか覚えていないことに気づきました。

なので、実際にネットワークを構築してその中でルーティングプロトコルを動かして実験してみては楽しいのではないか?と思い、

仮想的にネットワークを構築して実験してみることにしました。

その際のメモです。

 

構築するに当たって用意するもの:

CISCOIOSのイメージファイル(例:c7200-jk9s-mz.124-13b.bin

dynagen-dynamips(例:dynagen-0.10.0_dynamips-0.8.0-RC1_Win_XP_setup.exe

winpcap(例:WinPcap_4_1_beta5.exe(古い、最新のものをインストールしてください…))

上記の3つです。下の2つはインターネットから拾ってこれますが、CISCOのIOSイメージファイルだけは別個用意してください。

 

準備:

 

1.dynagenをインストールする

※インストールが完了すると、デスクトップ上に「Networkdevice list」「Dynamips Server」「Dynagen Sample Labs」が作成される

 

2.winpcapがインストールされていない人はwinpcapもインストールする

 

3.IOSC:/programfiles/dynamips/imagesフォルダに入れる(dynamipsがインストールされているディレクトリ)

 

4.Dynamips sample_labs¥simple1フォルダのsimple1.netテキストエディタで開き編集する

行頭から6行目の「image」行をIOSイメージの格納されているディレクトリ名¥IOSイメージ名に書き直す

(変更前)image = \Program Files\Dynamips\images\c7200-jk9o3s-mz.124-7a.image

(変更後)image = C:\Program Files\Dynamips\images\c7200-jk9s-mz.124-13b.bin

 

5.デスクトップ上にある「Dynamips Server」を起動する

 

6.続いて先ほど編集したDynagen/simple/simple1.netを起動させる

 

7.=>が表示されて起動したら、telnet R1を入力する

※設定ファイルで定義されているルータの名前がR1なので、telnetコマンドでR1に接続をしている

 

8.Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]: が表示されたらnoを選択

 

9.Router>が表示され、起動が完了する。後は、CISCOのルータ操作を実行すればいい

 

 

設定ファイル(simple1.net):

このファイルを書き換えることにより、ルータの数を増やしたり、設定を変更することができる。

#Simple lab
[localhost]
7200
image = C:\Program Files\Dynamips\images\c7200-jk9s-mz.124-13b.bin
#On Linux / Unix use forward slashes:
#image = /opt/7200-images/c7200-jk903s-mz.124-7a.image
npe = npe-400
ram = 160 

ROUTER R1
s1/0 = R2 s1/0 

router R2
# No need to specify an adapter here, it is taken care of
# by the interface specification under Router R1

初期段階での設定は、R1のシリアルポート1/0とR2のシリアルポート1/0が接続されている。