sslstripによるSSL通信傍受
sslstripという面白いツールを見つけたので、使い方の備忘録です。
どのように実現しているのかが気になる方は下のサイトを参照してください。
http://www.computerworld.jp/topics/563/136389
とりあえず使用するツールは2つ。
sslstrip ⇒ サーバーからのデータに httpsが含まれて入ればhttpへ変えブラウザに返す。
ettercap-gtk ⇒ MITMを実現し、パケットに含まれているuser:password情報などを表示してくれる。
sslstripインストール
#yum install sslstrip
ettercap-gtkインストール
iptables設定
#iptables-save > ip_setting.bak
#iptables -F
#iptables -P INPUT ACCEPT
#iptables -P OUTPUT ACCEPT
#iptables -t nat - A PREROUTING -p tcp --dport 80 -j REDIRECT --to-ports 10000
sslstrip実行
#sslstrip -a -k -f
ettercap-gtk実行
#ettercap-gtk
実行すると以下のGUI画面が表示される。※CUIでやりたい人はCUI版をインストールするか、オプションを指定。
Sniff ⇒ Unified Sniffing...を選択する。
実行するネットワークインターフェースを指定する。
今回自分の環境だとノートPCなので、wlan0。
ifconfigでネットワークデバイスを調べてもいい。
Hosts ⇒ Scan for hostsを選択する。
ネットワーク内の全ホストをスキャンしてリストを作成する。
スキャンが完了すると、下のテキストボックスに「4 hosts added to the hosts list...」のように、
何台スキャンできたかが表示される。
Mitm ⇒ Arp Poisoning..を選択する。
何もチェックせずに、「OK」を押下する。
ARP poisoning victimes:
GROUP1 : ANY (all the hosts in the list)
GROUP2 : ANY (all the hosts in the list)
というログが表示される。
※今回の環境では、個別にcachePoisoningしての通信傍受がうまく動作せず、すべてのホストを傍受の対象にしている。
Start ⇒ Start sniffingを選択する。
スニッフィング開始。
今回の検証ではFacebookでのログインを傍受してみる。
FacebookのログインページはSSL通信で暗号化されているが、ログ出力にUser:Passが表示されている。
※テスト用のユーザを使用
LVMの論理ボリュームサイズ縮小(PV取り外し)
前回の、「LVMを使っての既存ファイルシステム拡張」の続きです。
今度はボリュームグループに追加した物理ボリュームの取り外しを行います。
ちなみに、この取り外し作業では手順を間違えたりめんどくさがってやってしまうと失敗します。
(いきなりパーティション削除とかしたらOSが起動しなくなりました。)
今回取り外し対象の物理ボリュームは赤字になっている部分です。
[root@localhost kiyoto]# vgdisplay -v Finding all volume groups Finding volume group "VolGroup" -- Volume group --- VG Name VolGroup System ID Format lvm2 Metadata Areas 2 Metadata Sequence No 5 VG Access read/write VG Status resizable MAX LV 0 Cur LV 2 Open LV 2 Max PV 0 Cur PV 2 Act PV 2 VG Size 53.22 GiB PE Size 32.00 MiB Total PE 1703 Alloc PE / Size 1384 / 43.25 GiB Free PE / Size 319 / 9.97 GiB VG UUID ioSlrx-15VC-Zf9Q-YjOW-MpXM-vPWn-YUZ04g --- Physical volumes --- PV Name /dev/sda3 PV UUID iQuL9H-H1ic-3lPS-L5ja-v3y0-a2rB-0k5cf1 PV Status allocatable Total PE / Free PE 744 / 0 PV Name /dev/sda4 PV UUID wW8jGT-hb2T-85UN-mmA5-bIPd-Pti8-Lc0ruw PV Status allocatable Total PE / Free PE 959 / 319
これは物理ボリュームとして30Gあり、そのうちの20Gをボリュームグループに割り当てています。
今回は/dev/sda4を取り外し、削除します。
1.対象のボリュームグループをアンマウントする
※LiveCDで起動し、取り外し作業を行う。
[root@localhost kiyoto]# df ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 rootfs 31621252 8448332 22980960 27% / devtmpfs 1538816 0 1538816 0% /dev tmpfs 1547568 228 1547340 1% /dev/shm tmpfs 1547568 43240 1504328 3% /run /dev/mapper/VolGroup-lv_root 31621252 8448332 22980960 27% / tmpfs 1547568 43240 1504328 3% /run tmpfs 1547568 0 1547568 0% /sys/fs/cgroup tmpfs 1547568 0 1547568 0% /media /dev/sda2 508644 96028 387016 20% /boot
2.ファイルシステムをチェックする
※このチェックを行わないと、次のステップに進むことができない。
[root@localhost liveuser]# e2fsck -f /dev/mapper/VolGroup-lv_root e2fsck 1.41.14 (22-Dec-2010) Resize inode not valid. Recreate? yes Pass 1: Checking inodes, blocks, and sizes Pass 2: Checking directory structure Pass 3: Checking directory connectivity Pass 4: Checking reference counts Pass 5: Checking group summary information Free blocks count wrong for group #0 (14909, counted=14910).
3.ファイルシステムのサイズ変更
[root@localhost liveuser]# resize2fs /dev/mapper/VolGroup-lv_root 15G resize2fs 1.41.14 (22-Dec-2010) Resizing the filesystem on /dev/mapper/VolGroup-lv_root to 3932160 (4k) blocks. The filesystem on /dev/mapper/VolGroup-lv_root is now 3932160 blocks long.
4.論理ボリュームのサイズ変更
[root@localhost liveuser]# lvreduce -L -20G /dev/mapper/VolGroup-lv_root WARNING: Reducing active logical volume to 18.31 GiB THIS MAY DESTROY YOUR DATA (filesystem etc.) Do you really want to reduce lv_root? [y/n]: y Reducing logical volume lv_root to 18.31 GiB Logical volume lv_root successfully resized
ボリュームグループ内の物理ボリュームのサイズを確認してみると、 縮小した分/dev/sda4の空き容量が増えている
[root@localhost liveuser]# vgdisplay -v Finding all volume groups Finding volume group "VolGroup" --- Volume group --- VG Name VolGroup System ID Format lvm2 Metadata Areas 2 Metadata Sequence No 6 VG Access read/write VG Status resizable MAX LV 0 Cur LV 2 Open LV 1 Max PV 0 Cur PV 2 Act PV 2 VG Size 53.22 GiB PE Size 32.00 MiB Total PE 1703 Alloc PE / Size 744 / 23.25 GiB Free PE / Size 959 / 29.97 GiB VG UUID ioSlrx-15VC-Zf9Q-YjOW-MpXM-vPWn-YUZ04g --- Physical volumes --- PV Name /dev/sda3 PV UUID iQuL9H-H1ic-3lPS-L5ja-v3y0-a2rB-0k5cf1 PV Status allocatable Total PE / Free PE 744 / 0 PV Name /dev/sda4 PV UUID wW8jGT-hb2T-85UN-mmA5-bIPd-Pti8-Lc0ruw PV Status allocatable Total PE / Free PE 959 / 959
5.ボリュームグループから物理ボリュームを取り外す
[root@localhost liveuser]# vgreduce VolGroup /dev/sda4 Removed "/dev/sda4" from volume group "VolGroup"
vgdisplayで確認してみると、物理ボリュームが取り外されたことが確認できる。
[root@localhost liveuser]# vgdisplay -v Finding all volume groups Finding volume group "VolGroup" --- Volume group --- VG Name VolGroup System ID Format lvm2 Metadata Areas 1 Metadata Sequence No 7 VG Access read/write VG Status resizable MAX LV 0 Cur LV 2 Open LV 1 Max PV 0 Cur PV 1 Act PV 1 VG Size 23.25 GiB PE Size 32.00 MiB Total PE 744 Alloc PE / Size 744 / 23.25 GiB Free PE / Size 0 / 0 VG UUID ioSlrx-15VC-Zf9Q-YjOW-MpXM-vPWn-YUZ04g --- Physical volumes --- PV Name /dev/sda3 PV UUID iQuL9H-H1ic-3lPS-L5ja-v3y0-a2rB-0k5cf1 PV Status allocatable Total PE / Free PE 744 / 0
6.物理ボリューム削除
pvremove /dev/sda4
7.パーティションの削除
fdiskから/dev/sda4のパーティションを削除し、保存する。
Disk /dev/sda: 120.0 GB, 120034123776 bytes ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 14593, 合計 234441648 セクタ Units = セクタ数 of 1 * 512 = 512 バイト セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト ディスク識別子: 0x12733297 デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム /dev/sda1 * 63 75216329 37608133+ 7 HPFS/NTFS/exFAT /dev/sda2 75216896 76240895 512000 83 Linux /dev/sda3 76240896 125044735 24401920 8e Linux LVM /dev/sda4 125044736 187959295 31457280 8e Linux LVM コマンド (m でヘルプ): d パーティション番号 (1-4): 4 コマンド (m でヘルプ): p Disk /dev/sda: 120.0 GB, 120034123776 bytes ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 14593, 合計 234441648 セクタ Units = セクタ数 of 1 * 512 = 512 バイト セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト ディスク識別子: 0x12733297 デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム /dev/sda1 * 63 75216329 37608133+ 7 HPFS/NTFS/exFAT /dev/sda2 75216896 76240895 512000 83 Linux /dev/sda3 76240896 125044735 24401920 8e Linux LVM
LVMを使っての既存ファイルシステム拡張
最近Let'sNoteのSSDを60GからIntelの120GSSDに乗り換えました。
乗り換えついでに、広くなった分を新しくLinuxに分け与えようと思いLVMの操作に挑戦しました。
LVMとは(Logical Volume Manager)といい、ディスクマネージメント機能の総称らしいです。
自分的には、ディスクを管理する素晴らしい機能的な感じです。
何が素晴らしいかと言えば、パーティションなどをまたいでもあたかも1つのパーティションのように扱える。
イメージ的にはこんな感じですかね。
イメージいらないぐらいですね。
とりあえず、拡張が簡単にできて物理ディスクのことをあまり考慮しなくてもいいのが便利です。
取り外しもできます。取り外し編はこちら「LVMの論理ボリュームサイズ縮小(PV取り外し)」
LVMには、ボリュームを管理する単位があります。
・PV(物理ボリューム)
・VG(ボリュームグループ)
・LV(論理ボリューム)
PV(Physical Volume)
PVとは、LVM用に用意したパーティションです。
未割当な領域に、LVM用にパーティションを作成するだけです。
VG(Volume Group)
VGとは上で作成したPVをまとめた単位です。
PVを2つ作成して、VolGroup00というVGに割り当てる感じです。
増やしたかったらVolGroup00に新たに1つPVを増やすといったように使えます。
(実際は物理エクステント(PE)という単位で割り当てます。PV作成時に指定されたサイズに分割し、その1つ1つがPE)
LV(Logical Volume)
LVはVGで作成した領域の上に作成します。このLVを各ディレクトリにマウントしてあげます。
なので、使う側としては、LVのみ意識すればいい感じになっています。
イメージ的にはこんなでしょうか?
容量を増やしたいときには、家の中(VG)にPVを追加してあげればVGを大きくすることができそうです。
では、こっから実際の手順です。
環境は、Fedora16 32bitです。
HDDを移行するときは、dump,restoreコマンドを使用すればいいらしいのだが、あいにくファイルシステムが
ext4なので使用することができない。
で、どうしようかと思っていたらddコマンドなるものがあるらしい。
注意書きで同容量のHDDの場合のみddコマンドで。的な事が書いてあるサイトが結構あった気がするが、
気にせず容量の違うHDDにddコマンドでコピーしてみたいと思います。
(失敗しても中身もともと空なので問題なし。)
dd if=/dev/sda of=/dev/sdb
60Gなのでそんなに時間をかけずにコピーは完了する。(コピー中は何も表示されません)
起動してみるとなんの問題もなく動いたのでOKでした。
2.現在のパーティションの状態を確認する
[root@localhost kiyoto]# fdisk /dev/sda
コマンド (m でヘルプ): p Disk /dev/sda: 120.0 GB, 120034123776 bytes ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 14593, 合計 234441648 セクタ Units = セクタ数 of 1 * 512 = 512 バイト セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト ディスク識別子: 0x12733297 デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム /dev/sda1 * 63 75216329 37608133+ 7 HPFS/NTFS/exFAT /dev/sda2 75216896 76240895 512000 83 Linux /dev/sda3 76240896 125044735 24401920 8e Linux LVM
3.パーティションを追加する
nで新しいパーティションを追加する。
コマンド (m でヘルプ): n Partition type: p primary (3 primary, 0 extended, 1 free) e extended Select (default e): p 選択したパーティション 4 最初 セクタ (75216330-234441647, 初期値 75216330): 125044736 Last セクタ, +セクタ数 or +size{K,M,G} (125044736-234441647, 初期値 234441647): +30G
4.ファイルタイプを変える
新しく追加したパーティションのIDは「83」になっているので、それをLVMの「8e」に変更する。
デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム /dev/sda1 * 63 75216329 37608133+ 7 HPFS/NTFS/exFAT /dev/sda2 75216896 76240895 512000 83 Linux /dev/sda3 76240896 125044735 24401920 8e Linux LVM /dev/sda4 125044736 187959295 31457280 83 Linux
コマンド (m でヘルプ): t
パーティション番号 (1-4): 4
16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): 8e
パーティションのシステムタイプを 4 から 8e (Linux LVM) に変更しました
デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム /dev/sda1 * 63 75216329 37608133+ 7 HPFS/NTFS/exFAT /dev/sda2 75216896 76240895 512000 83 Linux /dev/sda3 76240896 125044735 24401920 8e Linux LVM /dev/sda4 125044736 187959295 31457280 8e Linux LVM
5.変更状態を保存する
コマンド (m でヘルプ): w パーティションテーブルは変更されました! ioctl() を呼び出してパーティションテーブルを再読込みします。 警告: パーティションテーブルの再読込みがエラー 16 で失敗しました: デバイスもしくはリソースがビジー状態です。 カーネルはまだ古いテーブルを使っています。新しいテーブルは 次回リブート時か、partprobe(8)またはkpartx(8)を実行した後に 使えるようになるでしょう ディスクを同期しています。
6.物理ボリュームを作成
再起動後、作成したパーティションにPV(物理ボリュームを作成する)
[root@localhost kiyoto]# pvcreate /dev/sda4 Writing physical volume data to disk "/dev/sda4" Physical volume "/dev/sda4" successfully created
7.ボリュームグループ名を確認する
[root@localhost kiyoto]# vgdisplay -v Finding all volume groups Finding volume group "VolGroup" --- Volume group --- VG Name VolGroup System ID Format lvm2 Metadata Areas 1 Metadata Sequence No 3 VG Access read/write VG Status resizable MAX LV 0 Cur LV 2 Open LV 2 Max PV 0 Cur PV 1 Act PV 1 VG Size 23.25 GiB PE Size 32.00 MiB Total PE 744 Alloc PE / Size 744 / 23.25 GiB Free PE / Size 0 / 0 VG UUID ioSlrx-15VC-Zf9Q-YjOW-MpXM-vPWn-YUZ04g
8.ボリュームグループに物理ボリュームを割り当てる
[root@localhost kiyoto]# vgextend VolGroup /dev/sda4 Volume group "VolGroup" successfully extended
9.論理ボリューム名を確認する
vgdisplay -v で確認すると、さきほど追加した物理ボリュームもボリュームグループに追加されている。
[root@localhost kiyoto]# vgdisplay -v Finding all volume groups Finding volume group "VolGroup" --- Logical volume --- LV Name /dev/VolGroup/lv_root VG Name VolGroup LV UUID SgQAaB-Srat-cvhH-Ownk-qu87-pyNl-z9OlL0 LV Write Access read/write LV Status available # open 1 LV Size 18.31 GiB Current LE 586 Segments 1 Allocation inherit Read ahead sectors auto - currently set to 256 Block device 253:1 --- Physical volumes --- PV Name /dev/sda3 PV UUID iQuL9H-H1ic-3lPS-L5ja-v3y0-a2rB-0k5cf1 PV Status allocatable Total PE / Free PE 744 / 0 PV Name /dev/sda4 PV UUID wW8jGT-hb2T-85UN-mmA5-bIPd-Pti8-Lc0ruw PV Status allocatable Total PE / Free PE 959 / 959
10.論理ボリュームの容量を増やす
[root@localhost kiyoto]# lvextend -L +20G /dev/VolGroup/lv_root Extending logical volume lv_root to 38.31 GiB Logical volume lv_root successfully resized
11.ファイルサイズの変更
[root@localhost kiyoto]# resize2fs /dev/VolGroup/lv_root resize2fs 1.41.14 (22-Dec-2010) Filesystem at /dev/VolGroup/lv_root is mounted on /; on-line resizing required old desc_blocks = 2, new_desc_blocks = 3 Performing an on-line resize of /dev/VolGroup/lv_root to 10043392 (4k) blocks. resize2fs: 無効な引数です While trying to add group #243
12.容量の確認
[root@localhost kiyoto]# lvdisplay -v Finding all logical volumes --- Logical volume --- LV Name /dev/VolGroup/lv_swap VG Name VolGroup LV UUID Gb1NOQ-e3t2-Xryy-N8QS-lkjZ-ikk4-LMyRMc LV Write Access read/write LV Status available # open 2 LV Size 4.94 GiB Current LE 158 Segments 1 Allocation inherit Read ahead sectors auto - currently set to 256 Block device 253:0 --- Logical volume --- LV Name /dev/VolGroup/lv_root VG Name VolGroup LV UUID SgQAaB-Srat-cvhH-Ownk-qu87-pyNl-z9OlL0 LV Write Access read/write LV Status available # open 1 LV Size 38.31 GiB Current LE 1226 Segments 2 Allocation inherit Read ahead sectors auto - currently set to 256 Block device 253:1
SET(Social Engineering Toolkit)のインストール
最近セキュリティ関係の勉強をしながらいろいろ遊んでいると、SETというものを発見した。
SET(Social Engineering Toolkit)とは、ソーシャルエンジニアリングを行うためのツールらしい。
具体的には、フィッシングサイトなどを簡単に立ち上げることができる。
BackTrackとかには最初から入っているのだが、FedoraにSETをインストールする方法が日本語では見当たらない…
ってなことで、インストールメモを取りました。
1.SETのソースをチェックアウトする
SETは、ダウンロードしてインストール…という風に進まないので、まずはソースをチェックアウトする。
svn co http://svn.trustedsec.com/social_engineering_toolkit
2.設定ファイルを書き換える
チェックアウトが完了したら、設定ファイルにmetasploitのインストールされているパスの書き込み。
vi /config/set_config
コメントのすぐ下のほうに下記のような、metasploitのパスを指定する部分があるので、自分の環境に合わせて変える。
### Define the path to MetaSploit, for example: /pentest/exploits/framework3 METASPLOIT_PATH=/opt/metasploit-4.3.0/msf3
3.wgetが必要になるので、インストールする
4.SETの実行
以上で準備は終了です。あとは、SETディレクトリのsetを実行すれば操作できます。
./set
msfconsoleからpostgresqlへの接続
metasploitの、msfconsoleからpostgresqlへの接続の時につまづいた時のメモです。
何処でつまづいたかと言うと、「gem install pg」の部分でつまづきました。
いろいろなサイトを見て回り、同じようなことを行っても全然インストールすることができない。
エラーの内容的には下記のような表示がされる。もっと長かったけど省略。
Building native extensions. This could take a while...
ERROR: Error installing pg:
ERROR: Failed to build gem native extension.
...
環境は、Fedora16(32bit)です。
ここからは、行った手順を記載していきます。
#yum update
OSをインストールしたばっかりだったので、まずは更新作業から。
postgresqlのインストール
#yum install postgresql-server
環境変数設定
このままでは、「initdb」ができないので、環境変数を設定する
#POSTGRES_HOME=/usr/local/pgsql
#PGLIB=$POSTGRES_HOME/lib; export PGLIB
#PGDATA=$POSTGRES_HOME/data; export PGDATA
/usr/localのパーミッション変更
postgresqlがパーミッションエラーで、読み込めないと言われるので、適当にパーミッション変更。
#chmod 777 /usr/local
/usr/bin/initdb 実行
postgresqlをインストール時に自動で作成された「postgres」ユーザになり、initdbコマンド実行
/usr/bin/initdb
initdbが終了すると、下記のコマンドのどちらかを実行して下さい的なメッセージが出るので実行する。
/usr/bin/postgres -D /usr/local/pgsql/data start
上のコマンドを実行する。initdb時のメッセージには、logファイル的なのを指定しているが省略する。
postgresユーザのパスワード変更
#passwd postgres toor
データベース作成
pgsqlで適当なデータベースを作成する。
pgをインストールするために以下のパッケージをインストールする
yum install gcc
ym install ruby
yum install rubygems
yum install ruby-devel
yum install libpcap-devel
yum install postgresql-devel
準備が整ったので、gemでpgをインストールする
gem install pg
以上で、metasploitからDBに接続できるようになりました。
Let's Note CF-W7 ファン取り替え+LED付け替え
久しぶりの更新になります。
最近愛用機のLet's noteが調子悪くなってきました。
そこで今回は、Let'snote CF-W7の解体、ファン取り替え+電源スイッチ部分のLED取り替えを行ってみたいと思います。
ずいぶん前に、発熱がひどかったり、音が気になってきたのはファンの調子が悪くなってきていたからだと思います。
最近は変な音がかなり響いています。
SW部分のLEDに関しては、チカチカすることすらなくなりました。LEDSW停電中です。
CF-W7を解体しての感想としては、 ちょっとむずかしかったです。
何が、難しかったかと言うと、マザーボードを外すところが難しかったです。
挑戦してみれば、アナログ端子の部分がどんだけひっかかってるんだ!?ってくらいひっかかっています。
今回の挑戦は、PS3を破壊した経験や、監視カメラの修理などの経験が役に立ちましたが。
CPUファン購入サイト
CF-W7/CF-T7用 CPUファン 3900円
ちなみに、修理費の参考価格
cPUファン交換工賃 4900円
LEDSW交換工賃 3700円
合計: 8600円
値段を見るだけでも、自分でやった方がかなりお得ですね。
では、ここから解体手順についてです。
※参考にする方は、自己責任でお願いします。自身がない方は修理に出すほうがいいと思います。(そこまで高くないので…)
解体手順:
1.PCからバッテリとHDDを取り外す
前記事のCF-W7SSD換装を参考
2.PCの裏側のねじを取り外す
赤丸で囲まれたねじ(全部のねじですが…)を外す。外したねじはガムテープに張っとくなど、
場所を記憶しておかないとあとで悲惨な結果になります。
3.メモリ部分のふたを外し、隠れているねじを1本外す
4.赤四角で囲まれている防水シール?を剥がす。
ドライヤーなどで軽く温め、赤矢印がさしている部分からマイナスドライバーで隙間を作り外すとやりやすい。
※少しあてているとすぐに熱くなるので、壊さないためにも加減する
5.銀色の留め具を外す
赤丸の部分にプラスドライバーなどを差し込み、軽く引くと留め具が外れる。
これは、キーボードを固定しているパーツ(実際には、キーボードが両面テープでついてるので外しただけでは変わらない)
6.キーボードを外す
キーボードは、両面テープで固定されているので、少し浮かせたらドライヤーなどで温めはがれやすくする。
はがれてきたら、写真の浮いてるほうから反対に倒す。
※温めすぎ注意(あくまで剥がしやすくしているだけで、推奨ではない)
7.キーボードを剥がした後、防水シールを剥がし、キーボードのコネクタ部分を外す
ここでも、防水シールが現れるので、慎重に剥がす。
剥がすと、キーボードの線を抜く。
下写真の、赤矢印の方向へ白い部分をずらすと、ケーブルが外れる。
8.キーボードを外すことができたら、キーボードの下にあるねじを外す
赤丸で囲まれている個所のねじを取り外す。
※青四角で囲まれている部分は、防水シートと、筐体が両面テープでくっついているので、
筐体の上部分を取り外す時は、テープの存在に気を付ける
9.ドライブを取り外すため、横のねじをとる。
マイナスドライバーなどで、カバーを取り外し、中のねじをとる。
このねじを取り外すと、ドライブのカバーが外れる。
10.赤丸に囲まれている部分が爪になっているので、おらないように外す。
青丸の部分のばねをなくさないようにする。
11.ドライブの上についている、熊の頭みたいな形の板を取り外す
赤矢印のついている部分からこじ開けやすい。ここも両面テープで付いているので気を付ける
12.取り外すと、下にねじが現れるのでとる
13.無線モジュール部分のねじを取り外す。両サイド。
14.手順8の両面テープの部分に気を付けながら、筐体の上部分を取り外す
ファンにアクセスするためには、このマザーボードを裏側にしなければいけない。
今回の作業で一番苦労した部分はマザーボードを裏返しにするところ。
物理的に不可能では?と思うぐらい取れない。
(あとの手順で出てくるが、右側のパーツを全部外さないと、ボードをずらして裏返すことができない)
15.トラックパッドのコードを取り外す
赤四角で囲まれている部分のコードを取る。
これは留めてある部分を上に持ち上げると、開く。
コード近くのコネクタも取り外す。
16.マザーボードを固定しているねじを取り外す
17.右側にあるコードやテープ、USBポートの支えなど、全部取り外す
まず、青四角で囲まれている部分のコードが両面テープでくっついてるので、取り外します(軽くドライヤーで温めました)
次に、下にくっついているコード類をまとめているテープ類を全部剥がします。
最後に、赤丸で囲まれているねじを取り外し、USBポートなどがついたボードを一式取り外す。
18.ドライブと、マザボの間ぐらいにあるコネクタ類を外す
小さいの2個と、大きいの1個の、計3個がある。赤矢印の付近
19.アナログ端子などを固定しているねじをはずす。
細いペンチなどで、赤丸の部分をつかみながら、ねじの要領でまわし外す。
下記の写真に移っている、青い四角のポート部分と、その右のEXTの部分がマザーボードを外す時の難問になる。
20.右側が全部取り外せ、パカパカ浮かせることができる状態になります
この時点でマザボを浮かせながら、右側に引っ張ると、アナログ端子の部分が外れる。
(ここが一番の悩みどころだった)
21.慎重にひっくり返すと、裏側にファンがくっついている
このファンは、コネクタを外し、持ち上げるとすぐに取れる
22.ファンを付け替えて終了
23.参考にはならないが、LEDを付け替えたあとのCF-W7
以上で、解体+交換は終了です。
なにか問題点、気になる点がある方は、気軽に訪ねてください。
OpenfilerによるiSCSIストレージの作成
Openfilerとは、ストレージ機能に特化したOSです。
インストーラーは anacondaを使用しているので、誰でも簡単にインストールすることが出来ます。
今回はこのOpenfilerを使い、KVMでライブマイグレーションを行うためのストレージに使用したいと思います。
Openfiler導入時のPCスペックは、
CPU Intel(R) Pentium(R) 4 CPU 2.80GHz
CPU SPEED 2.79 GHz
memory 1001.03 MB
1.Openfilerをダウンロードします
今回は、32bitマシンを使用したので、ダウンロードしたファイルは、x86 - ISOimageになります。
2.ISOイメージをメディアに焼きインストール開始
Enterで処理を続行する。
メディアチェックは「Skip」で次へ進む
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HDD内のデータが消えますよ?的な警告が出るが、「Yes」を選択し、次へ
画像がつぶれて見ずらいが、ここでは、パーティションの設定を行う。「new」で作成。
必要なパーティションとして、
・マウントポイント「/」 作成(作成時は10G確保)
・マウントポイント「/boot」 作成(作成時は10G確保)
・Type Swap 作成(作成時は10G確保)
・PV:Phisical Volume 作成(作成時は250G確保)
・VolumeGroup 作成(上で作成した、PVを指定)
残りは「Free」領域として確保しておく。
※ほかのサイトでは、「Free」領域を確保しといてインストール完了後に設定すると書いてあるが(通常はそのやりかた)
今回の検証では、それができず、アップデートしてもできず、仕方なくインストールの段階でVGを作成する。
ネットワークデバイスの選択。ethしかないので、変更なし。DHCP使用。
タイムゾーンとして、Asia Tokyoを選択。上の地図上で、東京付近をクリックしても、自動で選択される。
Adminのパスワードを設定する
しばし待って、インストールが完了したら、再起動する
3.インストール完了後、表示されたURLにアクセスし、設定を行う
ブートすると、Grubが立ち上げるので、一つしかない「Openfiler」を選択する。
Openfilerを起動すると、上記のような画面が表示されるので、表示してあるURLにブラウザからアクセスする。
今回の例では、「https://192.168.229.128:446」
上記のURLにアクセスすると、ログイン画面が表示されるので、
username = openfiler
password = password
でログインする。
ログイン後、「Volumes」タブを押し、右のVolumeSection欄にある、「Volumes Groups」を選択する
上記の画面が出現するので、
・VolumeName 「任意の文字」
・VolumeDescription 「説明」
・Required Space 「今回はMAXに使用」
・FileSystem/VolumeType 「iSCSI」
を選択し、Create.
上記のように、Volume画面のTOPに移動すると、緑色に円グラフが変わっているのがわかる。
Volumesタブの右側にある「iSCSI Target Setup」をクリックする。上記6番目。
TargetIQNをAddで追加する
Incoming User, Outgoin User,でユーザを追加する。
※これは必要ないかもしれません。
次に、「Service」タブをクリックし、iSCSI target Serverを「Enable」にし、起動させる。
以上でインストールと、初期設定は終わりです。
今回は、必要最低限の設定で起動を行っているため、アクセスコントロールなどは、別途行う必要があります。
Linux側の設定は次回載せる予定です。